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どうもコバルトです!

英語を学習する上で、僕にとって非常に大きく前進できたメンタル面の話を、自分の経験を踏まえてしようと思います。

自分の英語を他人に聞かれるのが恥ずかしいと思っている人はぜひ最後まで読んでください、きっと一歩前に進むことができます、僕がそうだったように...!

 

メンタルブロック(メンタルバリア)とは?

メンタルブロックとは....

・人間が何か行動等を起こす場合に、出来ない、ダメだ、無理だと否定的に考えてしまう思い込みによる意識の壁、あるいは抑止・制止する思考のこと。
・メンタルブロックをかけ続けると、結果として何もしなくなる(何もできなくなる)といった状態に陥る。
・従って、人間は意識的にメンタルブロックを打破するような思考を身につけることが、積極性等を維持する意味で重要となる。

と説明されています。

要は、『失敗を恐れて挑戦しないという負の連鎖』です。英語学習のみならず、人生の様々な場面で影響してくることですね。

英語学習におけるメンタルブロックとは?

では、英語学習においてメンタルブロックとはどういうことでしょうか?

 

例:

英語の先生
はい、〇〇さん18ページの英文を音読して!

生徒
だっる、結構ええ感じの発音できるけどみんなに聞かれたら恥ずかしいし、
調子乗ってると思われても嫌やしな。棒読みしとこ。
こんな経験ありませんか?
失敗を恐れる、恥ずかしがってしまう精神的な障壁です。特に日本で英語を話す人というはまだまだ少なく、島国の日本は多文化な生活環境と言えません。
そのくせ、

バカチン
キムタクがMステで外国人歌手に英語で話しかけてたけど、首を傾げられたで、ダサない?笑
みたいな輩も多いです。まぁそんな奴らはほぼ確実に英語を話せない、もしくは国際的感覚を持ち合わせていない田舎もんです。
でも、改善されつつあるとは言え上記のような風潮がまだ残っているのが日本です。
こんな環境で育ってきた僕たちは、外国の人と話す機会があっても、
『話が通じなかったらどうしよう...』
『発音良くないからからなんやこの日本語訛りの英語はって思われたどうしよう...』
とメンタルブロックがかかってしまい、英語が上達しません。

メンタルブロックを解消する思考

上述した状況をどう打開すればいいのか。
僕もこのメンタルブロックにより普段の生活の中でもなかなか踏み出せない、バイト求人に応募しようと携帯握ったまま番号押せずにドキドキしてるなんてことがあり、それは英語に対しても同じでした。そんな僕が解消できた思考方法を、経験談と共にご紹介します。

思考が180度変わったオーストラリア留学

大学3回生の時、僕はオーストラリアに3ヶ月留学に行きました。
留学初日、ホストファミリーが学校まで迎えに来てくれるとのことなので校門で待っていると、赤い車が停車し、赤いドレスを来た100kgは超えているのではないかというホストマザーが僕の元へ。
フレンドリーにいこうと決めていた僕は、挨拶の後に勇気を振り絞り、『You like red right?(赤色が好きでしょ?)』と聞きました。ですが、"R"の発音が悪く何回も聞き返され、初日に『これはやばい...』と撃沈しました。
そして翌日、初めての教室に入るとスリランカ人の先生が立っていて周りには日本人、フランス人、サウジアラビア人、韓国人、タイ人などの生徒が15名ほど。初日に撃沈していたこともあり、数日経ってもなかなか輪に入ることができませんでした。そしてただただ外国の生徒の積極性に驚かさせるのです。
先生を独り締めにするぐらいの勢いでわからないことは徹底的に聞く。
文法も発音もめちゃめちゃやけどお構いなし、フランス美女に至ってはリンゴをかじりながら喋る喋る。
後から聞くと、いつも机に置いていたペットボトルの中身は白ワインでした。うんカルチャーショック。
そんな中...
いつも教室内で静かなのは日本人だけ。
僕はふと自分が恥ずかしくなりました。何をしに来てんねんと、英語勉強しに来たんちゃうんかと。
綺麗な英語を話す必要なんてなく、英語はコミュニケーションを取るためのツールに過ぎません。話してなんぼ、伝えてなんぼです。みんなそれぞれの国の訛りで、サウジアラビア人なんか物凄い巻き舌で堂々と気持ちいぐらいに発言する。
恥ずかしがってウジウジしてることの方がよっぽど恥ずかしいしダサい。外国の人からすれば、『なんでこいつは何も話さへんねん、変なやつ。』と思われます。
これに気付いた時、僕の意識はガラッと変わり、授業中もビビりながら発言する機会をどんどん増やしていきました。すると、友達もどんどんできて英語の上達も実感できるほど早くなりました。これに気付けただけでもこの留学は大きな収穫があったと思っています。

英語を話す人口約17億人、そのうちネイティブスピーカー約4億人

誰しも英語が世界共通語だということは知っていると思いますが、世界の人口約70億人、そのうち英語を話す人口約17億人、そしてそのうち母国語として英語を話す人口は約4億人ということをご存知でしたか?
英語を話す人は17億人もいて、そのうちネイティブは4億人という数字。
この数字を見た時、僕は希望と勇気が同時に湧いたのを覚えています。
また、移民大国のアメリカでは外国からアメリカにやってきた様々な国籍の人が生活しています。そのため、アメリカ人からすれば訛りのある英語を話すことは普通なので、なんとも思っていません。日本語訛りの英語で話しかけることに躊躇しているのは日本人だけです。
逆に良く聞くパターンとして、この恥ずかしいと思う気持ちが故に日本人はぶつぶつと、小声で自信が無さそうに話すので、それが余計に伝わりにくくしていると外国人の先生から聞きました。
これもメンタルブロックで、相手に『日本語訛りで何言ってるかわからん』と思われたらどうしようとか、マイナス思考になってしまった結果起こっていることです。ある意味自意識過剰、そんな気にする必要はないのです。
英語は世界共通語、色んな訛りを持った人が共通でコミュニケーションを取るための言語なので、うまく話せない、発音が綺麗じゃないのは当たり前なんです。
この事実を自分の中でしっかり理解して意識すれば、英語を話す上での不安が解消されると思います!

フィリピンで働くバリバリ日本語訛りのサラリーマン

僕はイギリス企業のフィリピン支社で約1年半働いていた経験があり、現地では多くの日本人サラリーマンを見かけました。

ある日、いつものように出勤前のコーヒーを行きつけのカフェで飲んでいると、隣のテーブルからバリバリ日本語訛りの英語が聞こえてきました。ふと見ると、白人とスーツを着たTHE 日本人のサラリーマンが何やらビジネスの話をしているようでした。

 

お世辞にもうまいとは言えない英語でしたが、そのおっちゃんは恥ずかしがることなく、堂々と英語を話していました。

その姿がすごくたくましく、かっこいいと思って見ていたのを覚えています。

 

フィリピンには駐在の日本人サラリーマンが多く、街中で恥ずかしそうにボソボソと英語を話していたり、ショッピングモールで困っている人をよく見かけたりしましたが、このおっちゃんは違いました。

熱帯のフィリピンには似合わない、暑そうで地味なスーツを着ていましたが、その姿勢と話ぶりはカッコイイとしか思えませんでした。

 

やはり自信を持ってはっきり話すこと、恥ずかしがらずに堂々と話すことが非常に大切だと、改めて気付いた日でした。

パンチの効いた英語が飛び交う社内ミーティング

上述したように僕はフィリピンで働いていたのですが、僕にとって英語を使って仕事をする初めての経験でした。

 

当初はものすごく不安で、新入社員研修からまさに必死のパッチでなんとか食らいついていた状態。ですが、いざ研修が終わって業務につくと、みんなそれぞれパンチの効いた英語で仕事をしていることに気付いたのです。

 

シンガポール、タイ、カンボジア、中国、マレーシア、イギリスなど様々な国の人間が入り混じった会社だったのですが、なかなかめちゃくちゃな英語でどんどんミーティングを進めていくのです。僕はその時、『英語ってすげぇな』と実感しました。まさに世界共通語、色んな人種が一つの会社を動かしていることに感動しました。

 

何度も言いますが、色んな英語があるということを理解すれば恐れることは何もないです。

まとめ

さて、本記事では英語を勉強する上でのメンタルブロックについて、経験談を元にお話ししました。

 

まとめると、

ポイント
  • メンタルブロック=『失敗を恐れて挑戦しない負の連鎖』
  • 英語はコミュニケーションのツール、話してなんぼ。
  • 国際的な場では恥ずかしがって話さない方が恥ずかしい
  • 英語を話す人口にに比べればネイティブはほんの一握り
  • 自意識過剰にならない、うまく話せないことを気にしているのは自分だけ

メンタルブロックを解消できると、英語以外のことでも一歩踏み出せるようになり、きっと人生が前に進んで行くと思います。もし英語の発音をからかわれたり、日本人からしょうもないことを言われた時は、『田舎もん、もっと視野広げて行こうぜ』と思っておけばオールOKです。

 

実際僕もこんなことを書いていますが、帰国子女のようにスラスラと話すことはできませんし、発音も意識して頑張ってはいるものの....という感じです。でも、仕事は全然問題ありません。わからい単語が出てくればGoogleで調べればOKです。

 

要は完璧な英語なんて必要ないんです、コミュニケーションさえなんとか取ることができれば、英語の本来の役割である『コミュニケーションのツール』として十分に機能します。

 

では今日はこの辺で... 。

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